首都圏既存マンション価格、23区は上昇継続

公開日 2023年12月24日

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は22日、同社ネットワークにおける2023年11月の首都圏新築戸建てと中古(既存)マンションの登録価格データを公表した。同社の不動産情報サイトで消費者向けに登録・公開された物件の1戸当たりの売り希望価格を、東京23区、東京都下、神奈川県横浜市・川崎市、神奈川県他、埼玉県さいたま市、埼玉県他、千葉県西部、千葉県他の首都圏8エリアで集計している。

 新築戸建ての平均価格は4,550万円(前月比0.3%下落)と、4ヵ月連続で下落した。エリア別では、東京23区が6,746万円(同0.4%上昇)、東京都下が4,733万円(同0.3%下落)、横浜・川崎市が5,244万円(同0.4%下落)、神奈川県他が4,003万円(同0.3%上昇)、さいたま市が4,387万円(同変動なし)、埼玉県他が3,667万円(同0.4%下落)、千葉県西部が4,177万円(同0.3%上昇)、千葉県他が3,218万円(同変動なし)。

 変動幅は各エリアとも小幅だったが、東京都下が3ヵ月連続、横浜市・川崎市が4ヵ月連続で下落。一方、東京23区、神奈川県他、千葉県西部は2ヵ月連続の上昇となった。

 既存マンションの平均成約価格は3,865万円(同0.4%下落)と、2ヵ月ぶりの下落。エリア別では、東京23区が5,048万円(同0.1%上昇)、東京都下が3,225万円(同1.4%上昇)、横浜市・川崎市が3,378万円(同0.6%下落)、神奈川県他が2,584万円(同1.5%下落)、さいたま市が3,419万円(同1.2%下落)、埼玉県他が2,545万円(同0.6%上昇)、千葉県西部が2,881万円(同1.7%下落)、千葉県他が2,020万円(同1.5%下落)。東京23区は6ヵ月連続の上昇、17年1月以降最高額を4ヵ月連続で更新している。

 11月は、全8エリア中5エリアが1%超の上昇もしくは下落と、価格の動きが大きかったが、うち4エリアは下落。中でも、さいたま市は4ヵ月連続、千葉県西部は5ヵ月連続の下落となった。

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