正社員Aの場合
◇当時24歳のＡは、平成26年夏に入社、3ケ月の試用期間を経て正社員採用となりました。
マンション仕入れ業務からスタートし、その年の12月初めての物件仕入に成功します。
要領を得たＡは、その後もコンスタントに仕入れを成功させていきます。およそ1か月に1件の仕入れというペースでした。

◇また、それと平行に自身で仕入れた物件について、工事業者と打ち合わせリフォーム工事の管理を経験します。
当社では、基本的に新人であっても自身の担当物件は、そのスタッフの責任管理のもと進行します。
未経験のAもこれには苦労しましたが、早々に習得し、自身が仕入・内装など全てを行った物件を次々と世に出していきます。

◇そして平成27年春頃には、その物件達が少しずつ売却となり始めました。
安定的な仕入れが出来ていたAは、実績＝収益も安定させることができたのです。
その為、その年の夏の賞与は1年目にして7ケタを超える数字となりました。

◇その後、Ａは更に実績を上げ平成27年秋に、「統括責任者代行」に就任いたします。
新たな予算を計上した新部署を統括しますが、これを軌道に乗せるまではテスト段階ということで「代行」とついています。
なお、これに伴い月給30万円に昇給いたしました。

パートタイマーSの場合
◇当時30代半ばのSは、3歳と1歳二人の子を持つ育児まっただ中の主婦でした。
保育園時間の関係や突発的に休み生じる可能性がある状況の中で、フルタイムでの勤務が難しかったSは、
平成27年春、パートタイマーで入社し10：00～16：00の時間の中で勤務することとなりました。
一日当たり、時給1,200円×平均5.5時間（休憩時間含む）の勤務です。

◇当初の職種は経理事務でした。伝票整理や会計入力、銀行・役所などの手続きが主な仕事です。
未経験でしたので当初は戸惑いもあったSでしたが、2カ月もすると慣れ部署の経理を管理把握できるようになりました。
（当社の経理事務は、一件当たりの金額が大きい事業である為、事務処理件数は少なく容量そのものはそう多く有りません。）

◇その後、時間に余裕の出来たSは、空いている時間で不動産仕入れを試みます。
インターネットなどから情報を得て、販売業者へ電話し、交渉・物件の内見・査定などを繰り返していきました。
当然、不動産も未経験でしたが、以前にアシスタントディレクターをしていたSは対人コミュニケーションや交渉に慣れており、
すぐに成果を発揮します。
平成27年秋には、初めて自らが探索・交渉した物件を仕入れることに成功します。

◇時間的制約がありましたのでリフォームや販促活動などの業務は他スタッフの力を借りる場面もありましたが、滞りなく進行、そして無事売却となり大きく営業成果に貢献することとなりました。

◇平成28年春現在、Sは計3件の物件を手掛けそのどれもが成約・収益化しております。
この実績が考慮され、パートタイマーでありながらSの夏の賞与は7ケタを超えるものとなりました。